エッセイ

起きそうにないことが、本当に起きたとき

Shunsuke

「さすがにそれは起きないよね」

仕事をしていると、そんな言葉をよく耳にします。

でも、起きそうにないことほど、起きたときの影響は大きいものです。
そして、さらには「起こらないこと」として設計されていることが多いです。

たとえば、こんなケースです。

  • プレゼン当日に限ってパソコンが起動しない
  • 重要な会議の直前に資料が最新ではないと判明する
  • 大事な商談の朝に電車が止まる
  • メイン担当者が急に休む
  • 締切当日にネット回線が不調になる

どれもめったに起きないことです。
でも、起きたときの損失は大きいですよね。

大事なのは、「発生確率 × インパクト = 期待損益」という考え方です。
直感よりも、計算できる知性が必要になります。

「確率が低い」を安心材料にしてしまうと、運を頼りに生きていくことになってしまいます。

何事も、”成果を生み出す構造”をつくる前に、”破滅しない構造”をつくる必要があります。

たとえば、「投資を始める前に、生活防衛資金を準備する」みたいな話ですね。
すべてのシナリオが崩れたときでも、なんとかやっていけるだけの土台は必要です。

想定外の出来事は、いつか必ずやってきます。
だからこそ、来たときに壊れない設計が必要です。

あなたにとって、「起きたら終わること」は何ですか?
その未来を「起きそうにない」で済ませていませんか?

まずは、その可能性をひとつずつ減らしていくこと——
それが、あなたの人生においての最優先事項なのかもしれません。

ABOUT ME
Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

noteにも書いています。
https://note.com/shunsuke0112
記事URLをコピーしました