評価に振り回されない生き方——競争から自分自身への成長へ

がんばっているのに、自分だけ置いていかれている気がする。
誰かが成功すると、なぜだか自分が情けなく感じてしまう——
でも、本当に比べるべき相手って、「自分以外の誰か」なんでしょうか?
昨日の自分と、今日の自分。
その“ほんの少しの差”に、もっと目を向けていいのかもしれません。
たった1点で人生が変わる?
学生の頃は、テストの点数ひとつで、世界が決まるような気がしていました。
60点を取ればホッとして、59点だと怒られる。
たった1点で、嬉しさも悔しさも、まるで別物になる。
今思えば、不思議ですよね。
テストって、本当は「自分がどれだけ理解できているか」を知るためのものなのに、
いつの間にか、誰かとの「勝ち負け」を決めるものになっていました。
勝った人が良い高校、良い大学に進学できて、負けた人は“努力が足りなかった”と見なされる——そんな世界です。
59点と60点。
たった1点だけの違いなのに、「合格」「不合格」と線が引かれる。
でも、その1点で本当に“わかっているかどうか”なんて、測れるのでしょうか?
比べる相手を選べるとしたら?
私は、競争があまり得意ではありません。
とくに、「誰かを蹴落とさないと上に行けない」ようなゼロサム、マイナスサムな仕組みには、どこか息苦しさを感じてしまいます。
ゼロサムとは、「参加者全体の利益の合計がゼロになる仕組み」のこと。
マイナスサムは、「全体の利益がマイナスになってしまう仕組み」です。
逆に、みんなが得をする仕組みは「プラスサム」と呼ばれます。
受験や就職のように、限られた枠を奪い合う構造では、どうしてもマイナスになる人のほうが多くなってしまいますよね。
ただ、受験や就職など、結果がはっきりと出る世界が基本となっているのが現状です。
完全に競争から降りて生きるのは、現実的ではなさそうです。
だからこそ、大切なのは「どんな基準で、誰と比べるか」を自分で選ぶことだと思うんですよね。
点数や肩書きで誰かに勝つことより、
「昨日より、ほんの少しでも前に進めたか?」
——そんな問いのほうが、ずっと心を穏やかにしてくれる気がします。
正しい努力は、きっと報われる
他の人に置いていかれているように感じる日もあるかもしれません。
まわりと比べて、自分だけ足踏みしているように思えることもあるかもしれません。
でも、そういうときこそ「自分のペース」を思い出してください。
成長は、誰かとの競争ではなく、自分との対話の中にあるものです。
チャーリー・マンガーという投資家をご存知でしょうか?
ウォーレン・バフェットの右腕として知られ、生涯を通じて「少しずつ賢くなること」を大切にしてきた人です。
彼の言葉に、こんな一節があります。
目覚めたときよりも少し賢くなっているように心がけて日々を過ごしなさい。
やるべきことを忠実に、よりよくこなしなさい。
毎日少しでもいいから前に進もうと努力しなさい。
やがて——長く生きれば——報われる日が来るはずだ。——『マンガーの投資術』より
大きな変化を求めなくても、昨日より少しだけ進んでいればいい。
その積み重ねが、やがて大きな結果を連れてきてくれるのだと思います。
今のあなたも、きっと“正しい方向”に歩いています。
その一歩を、どうか信じてあげてください。
「昨日の自分」と向き合うための考え方は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
👉 毎日1%だけ昨日の自分より成長する——焦らずに複利を味方に

参考にした本: