決断疲れを防ぐ
Shunsuke
心の落書き帳
先日、電車に乗っていたときの出来事です。
私は席に座っていて、目の前にはカップルっぽい男女の2人組が立っていました。
目的の駅に着いたので私が席を立ったところ、男性が真っ先に席に座りました。
私は思わず二度見をしてしまいました。
私が二度見をした理由がわかる人もいれば、わからない人もいるでしょう。
私の中には「女性を優先すべきだ」という思い込みがあったんですよね。
私と同じように感じる人も少なくないはずです。
さらに思い込みが強くて「女性を優先しなければならない」と思い込んでいる人もいるかもしれません。
でも、本来は「女性を優先すべきだ」ではなく、「女性を優先するに越したことはない」のはずなんですよね。
これは男性も女性も関係ありません。
このような思い込みが強いと、大切な人を気遣うためにやっていた行為が、いつの間にか、自分の考えを証明するための行為になってしまいます。
相手が遠慮したときに自分の正義感を押し付けていては意味がないですよね。
あの男性は健康そうに見えたけどどこか悪かったのかもしれないし、女性が何かしらの理由で立っていたいのかもしれません。
私には彼らのことはわかりません。
ただ、彼らが納得しているならそれは問題ではないし、問題だったとしても、部外者の私が反応するようなことではなかったはずですよね。
人は思い込みの中で生きています。
今回、私はありのままの現実を受け入れることができず、違和感を感じてしまいました。
「自分の考えが間違っている可能性」を常に疑っていないといけないですね。
「自分の考えが常に正しい」と思い込んでいる限りは、何をやってもうまくいかないのではないでしょうか。
その行為は、テストで間違った回答を書き続けているようなものかもしれないですよ。