エッセイ

「特別な日の背伸び」をやめてみる

Shunsuke

「デートだからオシャレをしよう」
「夏に海に行くからダイエットしよう」

みたいな話、良く耳にしますよね。
「他人からよく見られたい」という気持ちは大切ですが、「でも、それって本当の自分なのかな」って思います。

たとえば、デートのときだけオシャレをして行って、理想的な相手とお付き合いすることになったとしましょう。
そのとき、あなたはそのオシャレを維持し続けることはできますか?

それがきっかけでオシャレを意識するようになる人もいるとは思いますが、多くの人がいつもの自分に戻ってしまうと思うんですよね。

将来的に、相手はあなたの本当の姿を見ることになります。
相手はそんなあなたを受け入れてくれるのでしょうか。

個人的には「そのときだけ背伸びをする」というのは相手を騙しているように感じてしまいます。
そのため、常に「ありのままの自分」で在りたいです。

なんだかんだ言って、「ありのままの自分」を受け入れてくれる人じゃないとうまくいかないと思うんですよね。
それなら、最初から背伸びをしなくても良い気がします。

「相手に悪いところを見せるべき」とか「相手に恥をかかせても良い」という意味ではないです。
「ここに関しては背伸びしないとダメだ」と思うようなことがあれば、それはあなたにとって”本当にダメなこと”なんだと思います。

普段から

  • 自分はダサいからもう少し気を使わないといけない
  • 自分は太っている

のように思っているということですね。
それなら、そのときに限らずに、気にならなくなる程度に日頃から心がけたら良いと思います。

普通の人が当たり前のようにできていることです。
あなたにできないわけがありません。

でも、この評価は客観的でなければ意味がないんですよね。

  • 全然ダサくないのにダサいと思い込んでいる
  • 普通体型なのに太っていると思い込んでいる

みたいなのは不毛です。
客観的な評価が難しければ、信頼できる人に聞いてみるのが良いと思います。

そのため、私は自分の最高値ではなく最低値を高めたいです。
最高を伸ばし続けても、調子が悪ければ最低になってしまいます。

その一方で、最低を伸ばし続けていれば、いつか最低と最高が同じになります。
常にほぼ最高の状態でいられるんですよね。

普段は20点の服装、デートのときは100点の服装
ではなく、
普段の服装も92点にして、デートのときも同じ服装

みたいなイメージです。

最低と最高がほぼ同じ値になれば、最低と最高を同時に上げることができるようになります。
今までの限界を超えて、普段の服装を90点にできたら、デートのときを90点を出せますからね。

特定の場面だけ最高の自分を作るより、常に最低の自分でいられるようにしたほうが、周りの人は本当の自分を見てくれるし、生きやすいと思うんですよね。
それが本来の私たちのあるべき姿だと思うし、そのほうが素晴らしい人に出会えると思います。

無理に背伸びしようとせず、ありのままの自分で生きていきたいですね。

ABOUT ME
Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

noteにも書いています。
https://note.com/shunsuke0112
記事URLをコピーしました