何かを始める前に、まず何かをやめてみる

「新しいことを始めよう!」
そう思うことはよくありますよね。
英語の勉強を始めよう、筋トレを始めよう、読書の習慣をつけよう——
でも、多くの場合、1週間も続かないんですよね。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
時間は有限だということ私たちの一日は24時間しかありません。
そこに新しいことを詰め込むのは、満タンのバッグにさらに荷物を詰め込むようなものです。
無理やり詰め込んでも、結局うまく収まらないんですよね。
でも、私たちはつい「始めること」ばかりに目を向けてしまいます。
「これも大事だし、あれもやりたい」と、どんどん増やそうとしてしまいます。
その結果、すべてが中途半端になってしまうことがあります。
やめることの勇気新しい習慣を身につけたいなら、「まずやめることを考えてみる」ということが必要です。
たとえば、YouTubeを観る時間を減らしてみる。
SNSをチェックする頻度を下げてみる。
なんとなくダラダラ過ごしている時間を見直してみる。
そうすると、自然と新しいことを始めるための時間が生まれます。
「やめる」というのは、実は「始める」よりも勇気が必要なのかもしれません。
それは、今まで慣れ親しんできたことを手放すことになりますからね。
でも、そのちょっとした勇気が、新しい習慣につながっていきます。
小さなやめることからとはいえ、いきなり大きなことをやめる必要はありません。
まずは小さなことから始めてみるのが良いと思います。
毎日観ているテレビ番組を一つ減らしてみる。
スマホをベッドに持ち込むのをやめてみる。
コンビニに立ち寄る回数を減らしてみる。
そんな小さなことでも、意外と時間や心の余裕が生まれるものです。
そして、その余白に本当にやりたかったことを入れてみてください。
今度は続けられる気がしてきませんか?
人生は選択の連続私たちの人生は選択の連続です。
何を選ぶかと同時に、何を選ばないかも大切なことなんですよね。
すべてを手に入れることはできないからこそ、本当に大切なものを見極める必要があります。
そのためには、時には手放す勇気も必要なのかもしれません。
新しいことを始めたいと思ったとき、少しだけ立ち止まってみてください。
「まず、何をやめてみようか?」
そんな風に考えてみると、案外スムーズに新しい習慣が身につくかもしれません。
時間が有限だからこそ、一つひとつの選択がより意味のあるものになっていきます。
そう思うと、なんだか前向きな気持ちになりますね。