なぜ”時間術”を学んでも忙しいままなのか

最近は「時間術」に関する書籍をよく見かけますね。
- やることが多くてやりたいことができない
- 時間ができても疲れ切っていて何もできない
なんて人も多いのではないでしょうか。
日々、時間に追われている現代人にとって、時間術というのはトレンドなのかもしれませんね。
時間術っていうと、「今行っている作業を如何にはやく終わらせるか」という話になりますよね。
- 作業をリストで管理する
- 作業を小分けにする
- 期限を設ける
- 朝の時間を活用する
- ポモドーロテクニックを活用する
みたいな話です。
でも、その考え方は本当に正しいのでしょうか?
人によって合う、合わないはあると思いますが、どれも間違ってないとは思います。
実際、その時間術によって作業が捗る人もいるでしょう。
ただ、個人的には「やらないのが一番はやい」と思うんですよね。
そもそも、やる必要がないのであれば、どれだけはやく終わらせても意味がないです。
良くも悪くも、どんなことでも習慣になっていると「この作業やらなくて良いのでは?」とは考えなくなってしまうんですよね。
- 仕事だからやらないといけない
- お願いされたからやらなくてはいけない
みたいに思い込んでしまいます。
まずは「この作業は本当にやる必要があるのか」と考えることが大切ですね。
もし、本当にやらなければいけないのであれば、「自分以外の誰かにお願いできないか」ということを考えることも大切ですね。
機械に任せられるなら任せてしまえばいいし、自分よりうまくやってくれる人がいるならその人にお願いしたほうが仕上がりも良くなると思います。
「自分よりもうまくやってくれる人がいない」という作業であれば、きっとそれは「あなたが好きな作業」でもあると思うんですよね。
それなら、そもそも「時間術を活用して効率化しよう」なんて考えないはずです。
楽しいことなら続けられますからね。
あとは、基本的なことですが、「時間を無駄にしない」ということも大切だと思います。
仕事の時間は切り詰めているのに、休日を無駄に消費して後悔している人も多いのではないでしょうか。
なんとなくスマホやテレビを見る時間というのは、それぞれは短いかもしれませんが、1日単位で見ると結構な時間になっていることが多いです。
昨日のスマホのスクリーンタイムを確認してみてください。
きっと、自分の想像以上にスマホを開いていると思いますよ。
こういう時間を意識的に減らすだけでも、かなりのゆとりが生まれます。
少なくとも1時間〜2時間程度は生まれると思うので、その時間で自分のやりたいことができますね。
その時間はスマホやテレビを見るより有意義な時間になると思いますよ。
「時間がない」という状態だと、目の前の作業を終わらせることにとらわれてしまって、自分が置かれている状況を客観視するのが難しいんですよね。
まずは、「何もすることがない」という時間を作ることが大切です。
お金や健康も同様です。
時間、お金、健康は常に余裕を持っておきたいですね。