本当に仕事が好き?

「仕事が好き」と言う人を見ると、少しだけ羨ましく思うことがあります。
でも、それと同時に「この人は本当に仕事が好きなのかな?」とも思います。
そこで、「仕事が好き」という人に対して、こんな質問を投げかけてみてます。
「もしお金がもらえなかったとしても、今の仕事を続けますか?」
もちろん、それなりに親しい関係の人にしか訊かないですけどね。
仕事への本当の気持ち答えは人それぞれだと思うので、自分事として考えてみます。
私としては、正直に答えるなら、答えは「NO」です。
私にとって仕事は、お金を稼ぐ手段なのか。
それとも、また別の何かなのか——。
もう一つの別の質問もしてみます。
「働かなくても同じだけお金がもらえるとしたら、今の仕事を続けますか?」
当然ですが、こちらの答えも「NO」になります。
ゲームをしていても、本を読んでいても、好きなところに行っていても、お金がもらえるなら、そちらの方がいいに決まってますね。
実際、お金がもらえなくても、これらのことは普段からやっていますからね(笑)
部分的な好きという複雑さただ、完全に仕事が好きではないのかというと、そうでもありません。
プログラミングなんかは、お金がもらえなくてもたまにやっています。
だから、「部分的には仕事が好き」なのかもしれません。
でも、そうだとしても「仕事が好き」とは言い切れないんですよね。
どうしても「好きではない部分」が目立ってしまいます。
本当に好きなことの基準そう考えると、「本当に好きなことって何だろう?」って思います。
私は、「お金を払ってまでやりたいこと」が、本当に好きなことなのではないかと思います。
ゲームにお金を払い、本にお金を払い、旅行にお金を払う。
つまり、お金という対価を払ってでも、取り組みたいと思えることです。
そう考えると、身銭を切って事業を興すような人たちは、本当に仕事が好きなんだと思います。
「好き」と言えなくても「仕事が好き」と言えない。
生活のため、お金のために働いている。
そんな自分を責める必要はないと思います。
当然と言えば当然ですからね。
仕事が人生のすべてではないし、仕事以外に本当に好きなことがあるなら、それでいいのではないでしょうか。
「仕事が好き」という自己欺瞰に陥るよりは、「お金のために働いている」と割り切っているほうが健全な気がします。
あなたは、「仕事が好き」と素直に言えますか?
言えなくても、それはそれで、一つの訊実な生き方なのだと思います。