学歴よりも大切だったこと

私が新卒で入社したとき、同期は、東大、東工大、高専、帰国子女…みたいなエリートばかりでした。
間違いなく、私が一番学歴も経験もなかったです。
ぎりぎり「Fラン」とは呼ばれないくらいの大学だったので、「少しだけ劣っている」なんてレベルではなかったです。
ただ、私は大学で好きなことを学び、その中でも好きなことを見つけました。
それがWeb系のプログラミングでした。
そして、その仕事ができる企業に就職することになりました。
そんな私でしたが、入社後にバカにされるようなことはなく、誰もが対等に接してくれていました。
同期と比べると、経験や知識量では圧倒的に劣っていましたが、それでも
「あなたがいてくれて助かった」
「あなたと働けてよかった」
といってくれる人はいました。
さらには、個人的に仕事をお願いしてくれる人もいました。
社会に出ると、学力テストではかれる能力がすべてではないということですね。
学生のうちは自分が社会に出ている姿を想像するのが難しいとは思いますが、あまり「どこで学ぶか」ということに囚われないでほしいです。
実際、「どこの大学出身ですか?」なんて新卒のときしか聞かれないです。
私個人としては新卒の人にも聞かないです。
それよりも、「何が好きなのか」「何に夢中になっていたのか」のほうが聞きたいですね。
正直なところ、社会に出てしまえば学歴なんて関係ないです。
そこからは「どれだけ難しい問題が解けるか」ではなく、「どれだけ仕事ができるか」ですからね。
似てるようで全然違います。
社会に出てからは、「答えを知っている」より、「学び方を知っている」ほうが役に立つんですよね。
社会に出て大切なのは、「これまでに何を学んできたか」よりも「学び方を知ってるか」だと思います。
どれだけ難しい問題が解けたとしても、その答えはあまり役に立たないのですが、その答えを導き出すまでの過程は非常に役に立ちます。
答えだけなら、なんだかんだ言って「漢字が読める」「四則演算ができる」のような「基礎の基礎」が一番役に立ちますよね。
そして、もうひとつ。
忘れないでほしいのが、社会に出てからも学び続けることです。
学生のときに興味を持ったこと、仕事を通して興味を持ったこと、趣味を通して興味を持ったこと、なんでもいいです。
本当に自分の興味があることを学び続けてほしいです。
その知識が思わぬところで役に立つはずです。
社会に出てからも学び続けている人とそうでない人の差はかなり大きいと思います。
毎日1%だけでも成長し続けたら、1年後には約37倍成長していることになります。
自分が好きな分野や得意な分野であれば、誰でも輝けると、私は思っています。
好きなことや得意なことであれば誰もが夢中になれますよね。
その夢中になっているときこそ、あなたの才能が発揮されているときです。
あなたの好きや得意を仕事できると良いですね。