人間関係

迷ったら答えは「ノー」|罪悪感なく断るための5秒決断ルール

Shunsuke

忙しい日でも、家族や同僚の頼みごとに対して、二つ返事で応じてしまうことはありませんか?

責任感が強いあなたは、つい「いいですよ」と返してしまっているのではないでしょうか。

そして後になって、「やっぱり引き受けるべきではなかった」と後悔することもあると思います。
思ったより大変だったり、時間がかかったりして、「軽く返事するべきではなかったな」と感じてしまうんですよね。

でも、その頼みごとは本当にあなたがやるべきことだったのでしょうか?

この記事では、迷わず判断するための「5秒決断ルール」と、罪悪感なく断るための考え方をお伝えします。

なぜ「迷う」のか?断れない心理の正体とは?

頼みごとをされたとき、すぐに返答できずに迷ってしまう。

その「迷い」には、ある心理が隠れているんですよね。

迷うときは、相手の気持ちを考えている

5秒以内に「イエス」と言えないのは、心から「助けたい」と思っていないサインかもしれません。

すぐに決断できないとき、多くの場合、相手の気持ちを考えているはずです。

「断ったら嫌われるかな」
「冷たい人だと思われるかな」

そんな不安が、あなたの判断を曖昧にしているのではないでしょうか。

心から「相手を助けたい」と思えるのであれば、迷わずに決断できるはずです。

日本人は「ノー」と言うのが苦手

日本人は「ノー」と言うのが苦手な傾向にあると言われています。

そのため、「頼まれたら断れない」という人も多いですよね。

  • 嫌われたくない
  • 揉めたくない
  • いい人でいたい

こうした気持ちが、「とりあえず引き受けておこう」という判断につながっているのかもしれません。

断れない性格の心理については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
断れない性格を改善する方法|他人の評価に振り回されない生き方

あなたの時間と自由を守る「5秒決断ルール」とは?

それでは、どうすれば迷わずに判断できるようになるのでしょうか。

おすすめしたいのが「5秒決断ルール」です。

5秒以内に「イエス」と言えないなら、答えは「ノー」

文字通り、5秒以内に決断するというシンプルなルールです。

5秒以内に「イエス」と言えないのであれば、その答えは「ノー」と考えてみましょう。

直感的に「やりたい」と思えないことは、無理に引き受ける必要はありません。

約2000年前、古代ローマの哲学者セネカは次のように語っています。

あなたに何かを頼もうとする人たちはみんな、あなたから時間や自由な意思を奪おうとしているようなものだ。

あなたの貴重な時間や自由が奪われていないか、一度考えてみることも大切ですね。

なぜ5秒なのか?

5秒という時間は、直感が働く最短の判断時間だと言われています。

それ以上考え始めると、「断ったらどう思われるだろう」という不安が入り込んできます。

つまり、5秒を超えて迷っているときは、すでに自分の気持ちではなく、相手の気持ちを考え始めているんですよね。

5秒決断の練習法

私は5秒で決断する練習として、「レストランでの注文を5秒以内に決める」ということを実践していました。

この場合、最初に「食べたい」と思ったものを自然に選ぶことになります。

日常の小さな場面で練習することで、少しずつ直感的な判断ができるようになっていきます。

なんだかんだ言って、最初に気になったものは満足できるものなんですよね。

断った後の罪悪感をどう手放すか?

「断ることはできても、その後の罪悪感がつらい」

そう感じる方も多いのではないでしょうか。

でも、その罪悪感は本当に必要なものなのでしょうか?

その頼みごとは、本来「相手の課題」

断った後に罪悪感を感じてしまうのは、相手の課題を自分の課題として背負ってしまっているからかもしれません。

その頼みごとは本来、相手が解決すべき課題です。

あなたが断ったことで相手が困ったとしても、それは相手が対処すべきことなんですよね。

相手の機嫌は「相手の課題」

また、あなたが断ったことで相手が機嫌を損ねたとしても、その機嫌を取るのも相手の課題です。

これは、アドラー心理学で言う「課題の分離」という考え方です。

相手の感情や判断は相手のもの。

それをあなたが背負う必要はないんですよね。

心の境界線については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「断れない」性格で疲れるあなたへ|心を守る断り方と境界線の引き方

断った分の時間を、自分のために使える

断ることで、あなたは自分の時間を取り戻すことができます。

その時間を、本当にやりたいことや、大切な人との時間に使うことができるんですよね。

自分を大切にすることは、決して自己中心的なことではありません。
むしろ、他者を大切にするための第一歩だと思います。

引き受ける場合は「リソースの種類」を変えてみる

とはいえ、すべてを断ればいいというわけでもありません。

引き受けるにしても、他の方法がないかを考えてみるのも良いですね。

人には3つのリソースがある

人には3つのリソースがあると言われています。

  • 情報的リソース:他人に伝えることができる専門知識、専門技術
  • 社会的リソース:その人の持つ意識や立場
  • 個人的リソース:その人が持つ時間とエネルギー

情報的リソースや社会的リソースは、共有してもなくなりません。

一方で、個人的リソースは分け与えた分だけ自分の負担が増えます。

「引き受けるべきではなかった」と思うときの共通点

多くの場合、「引き受けるべきではなかった」と後悔するときは、個人的リソース(時間とエネルギー)を使っているはずです。

もし、日常的に疲れや時間不足を感じるなら、他人に与えるリソースの種類を変えてみると、劇的な変化があるかもしれません。

特に、女性は個人的リソースを分け与える傾向にあると言われています。

正しい方向にリソースを割く

あなたが1時間かけて行う作業を、5分で済ませてくれる人がいるかもしれません。

頼みごとをする人は、あなたの努力の量を重視しているわけではありません。

だからこそ、自分の時間とエネルギーを過大評価せず、正しい方向にリソースを割けると良いですね。

たとえば、直接手を動かすのではなく、「この人に聞いてみるといいよ」と情報を共有するだけでも、相手の助けになることがあります。

まとめ:迷いは「ノー」のサイン

頼みごとをされたとき、5秒以内に「イエス」と言えないなら、その答えは「ノー」かもしれません。

迷っているということは、心から助けたいと思っていないサインです。

  • 5秒以内に「イエス」と言えないなら、答えは「ノー」
  • 断った後の相手の反応は、相手の課題
  • 引き受けるなら、リソースの種類を変えてみる

断ることは、相手を拒否することではありません。
自分の時間と心を守るための、大切な選択です。

あなたはあなた自身の課題に目を向けてください。
きっと、その断った分の時間を他の充実したことに使えるはずです。

今日から少しずつ、「5秒決断ルール」を試してみませんか?

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参考文献

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Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

尊敬する人物はチャーリー・マンガーとウォーレン・バフェット。
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