小さな違和感がくれた大きな気づき
Shunsuke
心の落書き帳
サイコロを振るとき、大きな目を出したいときは力強く振る。
逆に小さな目を出したいときは優しく振る。
そんな経験はないですか?
「そんなことをしても意味がない」とわかっているのに、やってしまいますよね。
どんなに力を加減してもサイコロの目は操作できません。
技術の進歩によって、私たちは様々なものをコントロールできるようになりました。
暗くなったら電気をつけるだけ、寒ければエアコンをつけるだけです。
そんな時代に生きているからこそ、無意識のうちに、何でもかんでも操作しようとしていないですか?
あなたが操作しようと思っているものは本当に操作できるものでしょうか?
たとえば、友人や家族、恋人が思うように動いてくれず、もどかしく感じることはありませんか?
「こうしたほうがいいのに」「どうしてわかってくれないの?」と、つい相手を変えようとしてしまう。
ところが、相手に自分の期待や不満を押しつけすぎると、かえって関係がこじれてしてしまうこともあります。
一方、相手の考えを尊重して距離を置いてみたり、思い切って相手の提案に乗ってみたりしたら、新しい一面に気づいたり思わぬ発見があるかもしれません。
「どうにかしてコントロールしよう」と思うより、一度流れに身を任せてみると、案外、スムーズにいくこともあります。
すべてを操作しようとするのではなく、時には自然に身を任せる。
そんな不確実さの中にこそ、人生の味わいがあるのではないでしょうか。