記憶に残る人
あなたが心から感謝している人は、どんな人ですか?
うまくいっているときに一緒に喜んでくれた人でしょうか。
それとも、つらいときにそっと声をかけてくれた人でしょうか。
おそらく、後者ではないかと思います。
うまくいっているときに、祝福してくれる人、褒めてくれる人、一緒に喜んでくれる人——。
もちろん、そういった人たちの存在はありがたいものです。
でも、それだけでは、その人が本当にあなたを大切に思っているかどうかはわかりません。
うまくいっているときに多くの人が集まってくるのは、自然なことだからですね。
うまくいっている人のそばにいると、自分もうまくいっている(成功している)ような気持ちになれます。
そして、自然と自分も前向きになれます。
一方で、落ち込んでいるときや、困っているとき、うまくいっていないとき。
そんなときにそばにいることは、決して楽なことではないですよね。
相手の重い空気に引っ張られるかもしれません。
自分も落ち込んでしまうかもしれません。
何も力になれないかもしれません。
それでも、そんなときに「大丈夫?」と声をかけてくれる人。
ただそばにいてくれる人。
何も言わずに、気遣ってくれる人。
そういう人こそが、本当にあなたを大切に思っている人なんだと思います。
世の中には、成功を一緒に喜んでくれる人はたくさんいます。
でも、人の失敗を責めず、変わらず接してくれる人は、そう多くないように思います。
だからこそ、記憶に残るのは、あなたが落ち込んでいたときに手を差し伸べてくれた人なんですよね。
あなたが誰かを大切にしたいと思うのであれば、落ち込んでいるときにこそ、そばにいてあげることが重要なのかもしれません。
もちろん、無理をする必要はありません。
誰かを救おうとして、自分が潰れてしまっては意味がないですからね。
でも、ほんの少しの気遣いや優しさが、相手の心を救うことだってあると思います。
「大丈夫?」
「何かあった?」
「いつで話聞くよ」
そんな一言が、相手にとって大きな支えになることもあるはずです。
人間関係において、本当に大切なのは、順風満帆なときではなく、逆境のときです。
仕事のように、頻繁に接するけど深くは関わらないような人間関係においては特に重要だと思います。
うまくいっているときに集まる人は、いなくなるときも早いです。
でも、落ち込んでいるときにそばにいてくれた人は、おそらくずっとあなたの心に残り続けます。
あなたの周りには、どんな人がいますか?
そして、あなた自身は、誰かにとってどんな存在でしょうか?
記憶に残る人は、派手な祝福をする人ではなく、静かに寄り添ってくれる人だと思います。
そう考えると、日々の何気ない優しさが、どれほど大切なものか、改めて感じますよね。