他人と比較してしまう癖をやめたい|昨日の自分と比較する成長の考え方
- 誰かの成功を見ると自分が情けなく感じてしまう
- 同僚が昇進したと聞くと、なんだか置いていかれた気がする
- SNSで友人のキラキラした投稿を見て、自分と比べて落ち込んでしまう
- 他人と比較してしまう癖をやめたいのに、やめられない
寝る前にスマホを見ながら、こんな気持ちになったことはありませんか?
でも、本当に比べるべき相手は「自分以外の誰か」なんでしょうか?
この記事では、他人と比較してしまう原因を解説し、比べる相手を「昨日の自分」に変えることで、自分のペースで成長できる考え方をご紹介します。
他人と比較してしまうのはなぜ?
それでは、なぜ私たちは他人と比較してしまうのでしょうか。
まずはその原因を見ていきましょう。
競争社会の中で育ってきた
私たちは、子どもの頃から「誰かと比べられる」環境で育ってきました。
学生の頃、テストの点数ひとつで世界が決まるような気がしていませんでしたか?
60点を取ればホッとして、59点だと怒られる。
たった1点で、嬉しさも悔しさも、まるで別物になる。
今思えば、不思議ですよね。
テストって、本当は「自分がどれだけ理解できているか」を知るためのものなのに、いつの間にか、誰かとの「勝ち負け」を決めるものになっていました。
受験、就職、昇進——私たちの人生には、限られた枠を奪い合う構造がたくさんあります。
そんな環境で育ってきた私たちが、他人と比較してしまうのは、ある意味自然なことなのかもしれません。
他人の成功が目に入りやすい
SNSが普及してから、私たちが目にする「他人の成功」は格段に増えました。
- 友人の楽しそうな旅行の写真
- 素敵なレストランでの食事
- キャリアアップの報告
昔なら知ることのなかった、他人の輝かしい瞬間が、毎日のようにタイムラインに流れてきます。
そして、それらを見て「自分はどうだろう」と比べてしまう。
比較対象が無限に増えている現代では、他人と比較してしまうのも無理はないのかもしれません。
自己肯定感の低さと承認欲求
他人と比較してしまう背景には、自己肯定感の低さや承認欲求の強さも関係しています。
自分の価値を「外の評価」で測ってしまうと、どうしても他人との比較が基準になってしまいます。
- 他人から認められたい
- 評価されたい
そんな気持ちが強いほど、他人の成功が気になってしまうのではないでしょうか。
これは決して悪いことではありません。
誰にでもある、自然な気持ちです。
他人の成功を見て落ち込んでしまう心理とは?
他人と比較してしまうだけでなく、他人の成功を見て落ち込んでしまう——そんな経験はありませんか?
誰かが成功すると、なぜだか自分が情けなく感じてしまう。
友人の幸せそうな報告を聞いて、素直に喜べない自分がいる。
そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、こうした感情は、実はとても自然なものなんですよね。
自分の価値を相対的に測ってしまう
他人の成功を見て落ち込むのは、自分の価値を相対的に測ってしまうからです。
他人の成功=自分の失敗
そんな風に感じてしまうことはありませんか?
でも、本当はそうではないはずです。
誰かが成功したからといって、あなたが失敗したわけではありません。
誰かが幸せになったからといって、あなたが不幸になったわけでもありません。
それなのに、私たちはつい、自分と比べて考えてしまうんですよね。
嫉妬や劣等感は誰にでもある
嫉妬や劣等感を抱くことは、決して悪いことではありません。
むしろ、そうした感情を持つということは、あなたが一生懸命生きている証拠だと思います。
何も感じない人よりも、感じてしまう人の方が、きっと真剣に生きているのではないでしょうか。
だから、自分を責める必要はないです。
こうした感情を持つ自分を、そっと受け容れてあげてください。
なぜ他人との比較が苦しいのか?
それでは、なぜ他人との比較は、こんなにも苦しいのでしょうか。
ゼロサム・マイナスサムの競争構造
受験や就職のように、限られた枠を奪い合う構造では、誰かが得をすれば誰かが損をします。
受かる人がいる一方で、落ちる人もいますよね。
これを「ゼロサム」と言います。
全体の利益の合計がゼロになる仕組みのことです。
さらに、マイナスになる人の方が多い仕組みを「マイナスサム」と呼びます。
誰かを蹴落とさないと上に行けない——そんな仕組みの中では、どうしても他人が敵に見えてしまいます。
私は、競争があまり得意ではありません。
とくに、誰かを蹴落とさないと上に行けないような仕組みには、どこか息苦しさを感じてしまいます。
逆に、みんなが得をする仕組みは「プラスサム」と呼ばれます。
優良企業が行っている事業の多くはプラスサムゲームだと思います。
より良いものを提供し、それを私たちが購入することで、企業の利益となります。
私たちは生活がより豊かになり、企業は利益を上げられるので、全員が得をしていますよね。
評価基準が「外」にあることの問題
他人との比較が苦しい理由は、評価基準が「外」にあるからです。
自分の成長ではなく、他人との比較が基準になってしまうと、終わりのない競争に巻き込まれてしまいます。
上を見ればきりがない。
どこまで行っても、もっと上がいる。
そんな状況では、自分のペースを見失ってしまいますよね。
完全に競争から降りることは難しい
ただ、受験や就職など、結果がはっきりと出る世界が基本となっているのが現状です。
完全に競争から降りて生きるのは、現実的ではなさそうです。
だからこそ、大切なのは「どんな基準で、誰と比べるか」を自分で選ぶことだと思うんですよね。
点数や肩書きで誰かに勝つことより、昨日より、ほんの少しでも前に進めたか。
そんな問いのほうが、ずっと心を穏やかにしてくれる気がします。
比較する相手を「昨日の自分」に変えてみる
発想を少し変えてみましょう。
他人との競争ではなく、自分との対話へ切り替えてみます。
昨日より、ほんの少しでも前に進めたか?
他人と比べるのではなく、昨日の自分と比べてみる。
そんな視点を持つと、見える景色が少し変わってくるかもしれません。
「昨日より、ほんの少しでも前に進めたか?」
この問いは、他人との競争とは違って、自分のペースを大切にしてくれます。
小さな進歩を認めることの大切さ
大きな変化を求めなくても、昨日より少しだけ進んでいればいい。
小さな進歩を認めてあげることが、実はとても大切です。
- 今日できたこと
- 今日学んだこと
- 今日感じたこと
そんな小さな積み重ねが、やがて大きな結果へとつながります。
チャーリー・マンガーの言葉
チャーリー・マンガーという投資家をご存知でしょうか?
ウォーレン・バフェットの右腕として知られ、生涯を通じて「少しずつ賢くなること」を大切にしてきた人です。
彼の言葉に、こんな一節があります。
目覚めたときよりも少し賢くなっているように心がけて日々を過ごしなさい。
やるべきことを忠実に、よりよくこなしなさい。
毎日少しでもいいから前に進もうと努力しなさい。
やがて——長く生きれば——報われる日が来るはずだ。
大きな変化を求めなくても、昨日より少しだけ進んでいればいい。
その積み重ねが、やがて大きな結果を連れてきてくれる。
今のあなたも、きっと”正しい方向”に歩いているはずです。
昨日の自分と比較するための具体的な方法
考え方を変えるだけでなく、具体的な行動も大切です。
ここでは、昨日の自分と比較するための4つの方法をご紹介します。
方法①:できたことを記録する
1日の終わりに、今日できたことを3つだけ書き出してみましょう。
「できたことノート」や「振り返り日記」として続けてみると、小さな成長を可視化できます。
- 朝、予定通りに起きられた
- 気になっていたメールに返信できた
- 新しいことを一つ学んだ
どんなに小さなことでもいいんです。
こうして記録していくと、「昨日の自分」と「今日の自分」の違いが見えてきます。
方法②:SNSとの付き合い方を見直す
SNSは、他人と比較してしまう大きな要因の一つです。
- 見る時間を制限してみる
- 夜寝る前は見ないようにする
- 比較してしまう相手は、一時的にミュートする
そんな工夫をしてみるのもいいかもしれません。
また、自分の投稿も「誰かと比較するため」ではなく、「記録」として捉えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
方法③:自分の価値観を明確にする
「自分は何を大切にしたいか?」
この問いに、自分なりの答えを持っておくことが大切です。
- 他人の価値観に振り回されない軸を持つこと
- 自分にとっての「成功」を定義すること
そうすることで、他人との比較から少し距離を置けるようになります。
あなたにとって、本当に大切なものは何ですか?
方法④:「1%の成長」を意識する
完璧を求めず、小さな前進を評価してあげてください。
「昨日より1%でも成長していればOK」
そんなふうに考えてみると、毎日が少し楽になるかもしれません。
複利の考え方をご存知でしょうか?
小さな積み重ねが、時間をかけて大きな変化になっていくという考え方です。
毎日1%の成長を365日続けると、1年後には約37倍になります。
小さな一歩を、積み重ねていきましょう。
まとめ:昨日の自分と比較する
他人と比較してしまうのは、競争社会で育った私たちにとって、ある意味自然なことです。
でも、比べる相手は選べますよね。
昨日の自分と、今日の自分。
その”ほんの少しの差”に目を向けてみる。
そうすることで、心が少し穏やかになるかもしれません。
他の人に置いていかれているように感じる日もあるかもしれません。
まわりと比べて、自分だけ足踏みしているように思えることもあるかもしれません。
でも、そういうときこそ「自分のペース」を思い出してください。
正しい努力は、きっと報われます。
今のあなたも、きっと”正しい方向”に歩いています。
関連記事
- 他人の評価から自由になる
- SNS疲れの対処法|承認欲求と情報過多から解放される5つの方法
- 自己肯定感を高める7つの方法|Doing・Being・Havingの3つの軸でバランスを整える
- 完璧主義をやめたい人のための80点主義実践ガイド
- 毎日1%だけ昨日の自分より成長する
