エッセイ

わからないと言える強さ

Shunsuke

「わからない」

この一言が、なかなか出てこないときがあります。

  • 仕事の会議で質問されたとき
  • 友人との会話で話題に乗れなかったとき
  • 誰かに意見を求められたとき

知っているふりをしたり、曖昧にごまかしたり、話題を逸らしたり——。

そうやってやり過ごした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

「わからない」と言うことは、恥ずかしいことだと思われがちです。
特に、仕事のように「知っていて当然」とされる場面では、その一言がなかなか出てきません。

でも、少し考えてみると、「わからない」と正直に言える人のほうが信頼できると思いませんか?

知ったかぶりをしている人の言葉と、「わからないので調べます」と言ってくれる人の言葉、どちらを信じたいかは明白ですよね。

「わからない」と言えないのは、自分を守ろうとしているからなのかもしれません。

  • 無知だと思われたくない
  • 能力が低いと思われたくない
  • 評価を下げたくない

でも、皮肉なことに、わからないことをわからないと言えない人ほど、周りからの信頼を少しずつ失っていくことがあります。

知っているふりをして間違った判断をしてしまったり、曖昧な返事で相手を困らせてしまったり——。

そういう小さな失敗が、積み重なっていくんですよね。

「わからない」と言うことと似たもので、もうひとつ難しいことがあります。

それは、自分の落ち度を受け入れるということです。

何か問題が起きたとき、つい「自分は悪くない」と思いたくなります。

  • 状況のせい
  • 相手のせい
  • タイミングのせい

もちろん、本当に自分に非がないこともあります。
でも、少しでも自分に落ち度があるなら、それを素直に認めることが大切だと思います。

自分の非を認めるのは、負けることではないです。
むしろ、「自分はまだ成長できる」という可能性を受け入れることなのかもしれません。

自分が完璧だと思っている人は、成長する余地がないですよね。
「ここが足りなかった」「あのとき判断を間違えた」と認められるからこそ、次はもっと良くできます。

「わからない」と言えること。
自分の落ち度を受け入れられること。

どちらも、とても勇気がいることです。

この勇気を持てる人は、周りから見るととても強く映ります。
自分の弱さを認められる人ほど、実は強いんですよね。

完璧な人なんていないです。
わからないことがあって当然だし、間違えることも当然です。

大切なのは、それを隠すことではなくて、素直に認められるかどうかだと思います。

「わからない」

意外にも、その一言が、あなたへの信頼を深めてくれるはずです。

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ABOUT ME
Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

尊敬する人物はチャーリー・マンガーとウォーレン・バフェット。
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