物事の捉え方を変える方法とは?リフレーミングで人生を楽にする実践ガイド

Shunsuke
  • 失敗するたびに自分を責めてしまう
  • 同じ出来事でも、他の人は楽しそうなのに自分だけ辛い
  • もっと楽に生きられる方法はないだろうか

こんなふうに思ったことはありませんか?

雨が降って「憂鬱だ」と感じる人もいれば、「お気に入りの傘を使える」と喜ぶ人もいます。
同じ出来事でも、捉え方によって感じ方は大きく変わるんですよね。

物事の捉え方を変えることで、同じ出来事でも感じ方が変わります。

これは「リフレーミング」と呼ばれる心理学の技法で、視点を変えるだけで、失敗や困難も新しい意味を持つようになります。

この記事では、物事の捉え方を変える方法と、日常で使えるリフレーミングの実践方法をお伝えします。

物事の捉え方を変えるとは?リフレーミングの基本

まず、物事の捉え方を変えるとはどういうことなのでしょうか。

リフレーミングとは何か?

リフレーミング(Reframing)とは、物事を見る「フレーム(枠組み)」を変えることで、別の視点から捉え直す心理学の技法です。

「フレーム」というのは、私たちが無意識に持っている物事の見方や解釈のパターンのことです。

たとえば、「失敗=悪いこと」というフレームを持っていると、失敗するたびに落ち込んでしまいますよね。

でも、「失敗=学びのチャンス」というフレームに変えることができれば、同じ失敗でも前向きに捉えられるようになります。

リフレーミングは、コミュニケーション心理学(NLP: Neuro-Linguistic Programming)で重視されている技法で、カウンセリングやビジネスの現場でも広く活用されています。

同じ出来事でも捉え方は無限

雨が降った日を例に考えてみましょう。

冒頭にも書いたとおり、雨が降って「憂鬱だ」と感じる人もいれば、「お気に入りの傘を使える」と喜ぶ人もいます。

コップに半分の水が入っている状態を見て、「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分もある」と思うか。

これも捉え方の違いですよね。

本来、物事には幸も不幸も存在しません。
何事も、私たちがどのように捉えるかによって決まります。

ナヴァル・ラヴィカントは、こう語っています。

木々には正誤や善悪の概念はない。それらをどう解釈するかは君次第だ。その選択は君にあるんだ。

「ポジティブシンキング」との違いは?

ここで注意したいのは、リフレーミングは「無理やりポジティブに考える」こととは違うということです。

ポジティブシンキングは「常に前向きに考えよう」というアプローチですが、リフレーミングは「多角的に見る」技術なんですよね。

つまり、リフレーミングは以下のような違いがあります。

  • ポジティブシンキング: 物事を常に肯定的に解釈しようとする
  • リフレーミング: 物事を別の視点から捉え直し、選択肢を増やす

リフレーミングは、無理に前向きにならなくても大丈夫です。
ただ、「別の見方もあるかもしれない」と考えるだけで、心が軽くなることがあります。

物事の捉え方を変えることで得られる3つの効果

それでは、物事の捉え方を変えることで、どんな効果が得られるのでしょうか。

自分への優しさが生まれる

リフレーミングを実践すると、自分に対して優しくなれます。

完全な成功がないように、完全な失敗もありません。
どんな失敗でも、視点を変えてみれば成功が隠れているはずです。

反省するために失敗の原因を探ることも大切ですが、失敗の中でも何ができていたのかを考えることも大切なんですよね。

失敗ばかりに焦点を当てていると無力感に苛まれてしまいます。
時には自分自身を称賛することも大切だと、私は思います。

「自分を甘やかすこと」と「自分に優しくすること」は違います。

まずは愛を持って自分に接してみてください。
他人から愛されることは難しいですが、自分自身を愛することはすぐに始められます。

他者への理解が深まる

リフレーミングは、他者への理解を深めることにもつながります。

自己への優しさは、他者への優しさに直結します。

自分自身を愛せないのに他人から愛されようとすることは、ある意味で傲慢であると言えます。
あなたが愛せない「あなた」を、いったい誰が心の底から愛してくれるのでしょうか。

相手の行動を「わがままだ」と捉えるのではなく、「その人なりの理由があるのかもしれない」と考えることで、人間関係が楽になります。

選択肢が増える

リフレーミングによって、固定観念から自由になれます。

人生における大きな挫折に直面したときも、「捉え方を変えてみる」というのは非常に有効です。

どんな困難や不幸が訪れようと、捉え方を変えることで、その状況を幸せへと変えられる可能性があるんですよね。

一つの視点に固執していると、「これしか方法がない」と思い込んでしまいますが、視点を変えることで新しい解決策が見えてきます。

物事の捉え方を変える3つの実践方法

それでは、具体的にどうやって物事の捉え方を変えればいいのでしょうか。

ここでは、日常で使える3つのリフレーミングの方法をご紹介します。

言葉のリフレーミング

言葉のリフレーミングとは、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換える方法です。

たとえば、こんなふうに言い換えられます。

ネガティブな言葉リフレーミング後
失敗した学びを得た
面倒くさい丁寧にできる
飽きっぽい好奇心旺盛
優柔不断慎重に考えられる
頑固信念がある

同じ性格や出来事でも、言葉を変えるだけで印象がガラリと変わりますよね。

これは自分の特性を捉え直すときにも使えます。
「自分は優柔不断だ」と思っていたことが、「慎重に考えられる人なんだ」と思えるだけで、自己肯定感が高まります。

時間軸を変えるリフレーミング

時間軸を変えるリフレーミングとは、過去・現在・未来の視点で物事を捉え直す方法です。

過去の視点:

「あのとき失敗してよかった。今の自分があるのはあの経験のおかげだ」

未来の視点:

「今は辛いけど、将来の自分にとってどんな意味があるだろう?」

たとえば、仕事でうまくいかないことがあったとき、「なんて不運なんだ」と思うこともできますし、「これは成長のチャンスだ」と捉えることもできます。

どちらを選ぶかで、その後の行動も気持ちも変わってくるはずです。

視点を変えるリフレーミング

視点を変えるリフレーミングとは、第三者の視点で客観的に見る方法です。

自分のことになると、どうしても感情的になってしまいますよね。

そんなときは、こう問いかけてみてください。

「もし親友がこの状況だったら、何と声をかけるだろう?」

親友だったら、「そんなに自分を責めなくていいよ」「よく頑張ったね」と優しく声をかけるはずです。

親友に対してそうするのであれば、自分に対しても同じように優しくしてあげていいはずです。

日常で使えるリフレーミングの具体例は?

ここからは、日常でよくある場面でのリフレーミングの例をご紹介します。

仕事での失敗

Before:

「大事なプレゼンで失敗してしまった。自分はダメな人間だ」

After:

「完全な失敗はない。何ができていたかに目を向けてみよう」

プレゼンの準備はしっかりできていたかもしれません。
質疑応答で一つだけ答えられた質問があったかもしれません。

失敗の中にも、小さな成功は必ず隠れています。

人間関係の悩み

Before:

「あの人はいつも自分勝手で困る」

After:

「相手の行動には、その人なりの理由があるのかもしれない」

相手を責める前に、「どうしてそうしたのだろう?」と考えてみる。

それだけで、相手への見方が変わることがあります。

自己肯定感が低いとき

Before:

「自分には何の取り柄もない」

After:

「今日できたこと、頑張ったことを一つ見つけてみよう」

「自分を甘やかすこと」と「自分に優しくすること」は違います。

ただ存在していることにも価値があります。
まずは自分に優しく接することから始めてみましょう。

リフレーミングを習慣化する3つのコツ

リフレーミングを日常に取り入れるためのコツをご紹介します。

完璧を求めない

リフレーミングは、最初からうまくいかなくても大丈夫です。

長年身につけてきた思考パターンを変えるには、時間がかかります。

「今日はネガティブに考えちゃったな」と思っても、それを責める必要はありません。
「次はちょっと違う見方をしてみよう」と思えるだけで十分です。

日記やノートに書き出す

感情を可視化することで、客観的に見られるようになります。

ノートに書き出す習慣をつけてみてください。

  1. 出来事: 何が起きたか
  2. 感じたこと: どう思ったか
  3. 別の見方: 別の視点で考えるとどうか

書くことで、頭の中が整理されて、新しい視点が見つかりやすくなります。

小さな成功体験を積み重ねる

「今日できたこと」を1つ見つける習慣をつけてみましょう。

どんなに小さなことでも大丈夫です。

  • 朝、時間通りに起きられた
  • 同僚に「ありがとう」と言えた
  • 一駅分歩いた

小さな成功を積み重ねることで、自己肯定感が少しずつ高まっていきます。

まとめ:愛を持って自分に接してみる

物事の捉え方を変えることは、人生を変える第一歩です。

世界を変えようとするのは簡単なことではありません。
自分の力ではどうにもならないことがほとんどで、変えられる部分があったとしても時間はかかります。

でも、自分の視点を変えることは、今すぐにできるんですよね。

「なんでこんなことが起きるんだろう」と嘆くのではなく、「この状況をどう捉えようか」と考える。

それだけで、心の持ちようは大きく変わります。

まずは愛を持って自分に接してみてください。
他人から愛されることは難しいですが、自分自身を愛することはすぐに始められます。

そして、自己への優しさは、他者への優しさに直結します。

ナヴァル・ラヴィカントの言葉をもう一度引用しておきます。

木々には正誤や善悪の概念はない。それらをどう解釈するかは君次第だ。その選択は君にあるんだ。

あなたにも、物事をどう捉えるかを選ぶ力があります。

完璧でなくても大丈夫です。
まずは小さな一歩から始めてみませんか?

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参考文献

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Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

尊敬する人物はチャーリー・マンガーとウォーレン・バフェット。
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