苦手なことは克服しなくていい|得意なことに集中して成果を出す方法
「苦手なことも頑張らなきゃ」
「全部できるようにならないと」
「できないことがあると不安」
そう思って、苦手なことに時間とエネルギーを費やしていませんか?
真面目で責任感が強いからこそ、「できないこと」を放置できない。
でも、その頑張りがあなたを疲弊させているかもしれません。
この記事では、ウォーレン・バフェットの「能力の輪」という考え方をもとに、苦手なことを克服しなくていい理由と、得意なことに集中して成果を出す方法をお伝えします。
なぜ苦手なことを克服しようとするのか?
私たちは子どものころから、「苦手を克服すること」を良いことだと教えられてきました。
通知表には「算数が苦手なので頑張りましょう」と書かれ、苦手科目を克服することが成長だと信じてきたんですよね。
「できないこと」が気になる心理とは?
苦手なことがあると、なんとなく落ち着かない。
「このままじゃダメだ」という焦りが生まれる。
これは、真面目な人ほど強く感じる傾向があるかもしれません。
「万能でなければ」という思い込みとは?
「仕事ができる人は、何でもそつなくこなす」
「苦手なことがあると、評価が下がる」
そんなふうに思っていませんか?
でも、実際に活躍している人を見ると、「何でもできる人」というより、「得意なことに集中している人」のほうが多いんですよね。
完璧主義で「全部ちゃんとやらなきゃ」と思っている方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
→ 完璧主義をやめたい人のための「80点主義」実践ガイド
苦手を克服しても「人並み」にしかならない現実
苦手なことを頑張って克服しても、それが得意な人には勝てない。
これは、厳しいようですが、現実だと思います。
時間とエネルギーの投資対効果が悪い
苦手なことを「人並み」にするために、どれだけの時間とエネルギーが必要でしょうか?
一方で、得意なことを伸ばせば、同じ時間で「人より抜きん出た成果」が出せるかもしれません。
エンジニアの世界で見た「得意の力」
先日、元同僚と再会したときのことです。
彼が所属するチームでアプリに障害が発生し、2日間調査しても原因が特定できなかったそうです。
そこで別のチームのリーダーに相談したところ、彼はわずか1時間ほどで問題を解決してくれたとのこと。
「優秀なエンジニアは、平均的なエンジニアの1000倍の速さで問題を解決できる」と言われることがありますが、これは決して誇張ではありません。
その彼は、自分の得意分野に深い興味と誇りを持ち、何千時間もの時間を費やしてきたはずです。
トム・ワトソンの言葉
IBMの創業者、トム・ワトソンはこう語っています。
私は天才ではない。私にはところどころ人より優れた点があって、そういう点の周りからずっと離れないようにしているだけだ
自分の強みを活かすなら、苦手を克服することに時間を使うより、得意分野で活動したほうがいいということですね。
「能力の輪」とは?ウォーレン・バフェットの教え
投資家ウォーレン・バフェットは、この考え方を「能力の輪」という言葉で表現しています。
「能力の輪」の考え方
「能力の輪」とは、自分がよく理解できる領域のことです。
- 輪の内側:よく理解できる、得意な領域
- 輪の外側:ほとんど理解できない、苦手な領域
バフェットは「輪の境界を見極めて、内側に留まることが大切だ」と言っています。
無闘に輪を広げようとしない
「もっといろんなことができるようになりたい」
「苦手を克服して、能力の輪を広げたい」
そう思うこともあるかもしれません。
でも、バフェットは「むやみに能力の輪を広げようとしてはいけない」とも言っています。
輪を広げることにエネルギーを使うより、輪の内側で深く活動するほうが、結果的に大きな成果につながるからだと思います。
得意なことに集中するメリットとは?
では、得意なことに集中すると、どんな良いことがあるのでしょうか?
成果が出やすい
得意なことは、少ない努力で大きな成果が出やすいです。
苦手なことに時間を使うより、投資対効果が高いんですよね。
やりがいを感じられる
得意なことをしているときは、自然と集中できるし、達成感も得やすいです。
「自分はこれが得意だ」という実感が、自信にもつながります。
疲弊しにくい
苦手なことを頑張ると、どうしても消耗してしまいます。
一方、得意なことは比較的エネルギーを使わずにできるので、疲れにくいんですよね。
時間の使い方を見直したい方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
→ 時間の作り方は「やめること」を決めるだけ|忙しさから抜け出す3つのステップ
苦手なことは「人に任せる」という選択
「でも、苦手なことを放置していいの?」
そう思うかもしれません。
答えは、「得意な人に任せればいい」ということだと思います。
得意な人に任せたほうが良い結果になる
自分が苦手なことは、誰かにとっては得意なことかもしれません。
得意な人に任せたほうが、より良い成果が出るし、相手もやりがいを感じられる。
お互いにとって良い結果になるんですよね。
チームで補い合う考え方
「全部自分でやらなきゃ」と思う必要はありません。
足りない部分は、誰かと補い合えばいいんですよね。
家族でも、職場でも、「お願い」「ありがとう」が言える関係を作っていくほうが、きっとあたたかいですよね。
「人に任せる」ことへの罪悪感を手放すには?
「人に任せるのは申し訳ない」
「自分でやらないと怠けているみたい」
そう感じる方もいるかもしれません。
でも、人に任せることは、相手の得意を活かす機会を作ることでもあります。
「あなたが得意だから、お願いしたい」
そう伝えれば、相手も嬉しいと感じてくれるかもしれません。
断ることや頼ることに罪悪感がある方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
→ 断れない性格で疲れるあなたへ|心を守る断り方と境界線の引き方
自分の「能力の輪」を見つける3つの方法
「でも、自分の得意なことがわからない」
そう思う方も多いかもしれません。
ここからは、自分の「能力の輪」を見つける方法をご紹介します。
自然とできてしまうことを探す
得意なこととは、「努力しなくてもできること」です。
自分では当たり前だと思っていることが、実は他の人にとっては難しいことかもしれません。
人から「すごいね」と言われたことは?
「そんなの簡単だよ」と思っていることで、人から褒められた経験はありませんか?
それこそが、あなたの得意なことかもしれません。
無意識にやっていることは?
「気づいたらやっていた」ということはありませんか?
無意識にできることは、それだけ自然と身についている証拠です。
時間を忘れて没頭できることを探す
得意なことをしているときは、時間を忘れて没頭できることが多いです。
気づいたら何時間も経っていたことは?
「あれ、もうこんな時間?」と思った経験はありませんか?
それは、あなたが夢中になれることのヒントかもしれません。
疲れを感じにくいことは?
同じ時間でも、苦手なことをすると疲れるけど、得意なことは疲れにくい。
そんな違いがあれば、それも得意なことを見つけるヒントになります。
やりたくないことから逆算する
得意なことがわからないときは、「やりたくないこと」から考えてみるのも一つの方法です。
苦手なことの反対が得意なこと
「細かい作業が苦手」なら、「全体を俯瞰する仕事」が得意かもしれません。
「人前で話すのが苦手」なら、「文章で伝えること」が得意かもしれません。
苦手なことを明確にすることで、得意なことが見えてくることがあります。
なりたい自分がわからないと感じている方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
→ なりたい自分がわからないあなたへ|夢を見つける4つのステップと自分らしさを取り戻す方法
まとめ:得意なことに集中する勇気を持とう
苦手なことを克服するより、得意なことに集中したほうが、はるかに大きな成果が出る。
これは、バフェットの「能力の輪」が教えてくれることです。
- 苦手を克服しても「人並み」にしかならない
- 得意なことに集中したほうが成果が出やすい
- 「能力の輪」の内側に留まることが大切
- 苦手なことは得意な人に任せればいい
- 自分の得意は「自然とできること」から見つかる
「やろうと思えばできること」なら、やらないほうがいいのかもしれません。
得意でやっている人や、好きでやっている人に任せたほうが、より価値のあるものが作れるからです。
あなたの「能力の輪」の中には何がありますか?
そして、その輪の中で活動できていますか?
苦手を克服することに疲れたら、「得意なことに集中する」という選択肢を、思い出してみてくださいね。
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