思考

自分と向き合う方法|忙しい毎日でも一人の時間を活かして自己理解を深める

Shunsuke

「最近、自分のことがよく分からなくなった…」
「毎日忙しくて、立ち止まる余裕がない…」
「本当にこれでいいのかな、とモヤモヤしている…」

そんなふうに感じることはありませんか?

ヘンリー・D・ソローは『孤独は贅沢』の中でこう語っています。

世の中には、自分がひとりになることを不安に思い、孤独と向き合うことを徹底的に避ける人もいます。でも、たったひとりで自分自身と向き合う時間は、実は、人生においてこれ以上ないぐらい貴重なものなのです。

この記事では、忙しい毎日でも実践できる「自分と向き合う方法」をお伝えします。

自分と向き合うとはどういうこと?

「自分と向き合う」という言葉は、よく耳にしますよね。

でも、具体的にはどういうことなのでしょうか。

自分の本音に耳を傾けること

自分と向き合うとは、自分の本当の気持ちに耳を傾けることです。

日常生活の中で、私たちは無意識のうちに他人の目を気にしています。

  • 周りがこう言っているから
  • 世間体を考えると、こうするべきだから
  • 相手にどう思われるかが気になるから

こうした考えが頭を占めていると、自分の本音が見えなくなってしまいます。

自分と向き合うとは、そうした外からの声を一度脇に置いて、「自分は本当はどう思っているのか」を聞くことです。

自己批判とは違う

ここで大切なことをお伝えしておきたいと思います。

自分と向き合うことは、自分を責めることではありません。

「あのときこうすればよかった」
「自分はダメだ」
「もっと頑張らなきゃ」

こうした自己批判は、自分と向き合っているようで、実は自分を追い詰めているだけです。

本当の意味で自分と向き合うとは、良いところも悪いところも含めて、ただ「今の自分」を観察することだと思います。

なぜ自分と向き合えなくなるのか?

自分と向き合うことが大切だと分かっていても、なかなかできないときもありますよね。

その理由を一緒に考えてみましょう。

忙しさで思考する余裕がなくなる

現代社会は、とにかく忙しいです。

  • 仕事
  • 家事
  • 人間関係

やるべきことに追われていると、自分のことを考える時間なんてありません。

気づけば一日が終わり、また次の日が始まる。

その繰り返しの中で、「自分はどうしたいのか」という問いは、どんどん後回しになってしまいます。

心の余裕がないと、目の前のタスクを片付けることだけに必死になってしまうんですよね。

心の余裕の作り方についてはこちらの記事で解説しています。
心の余裕の作り方|余裕がない原因と「スラック」で心のゆとりを取り戻す方法

常に外部の情報に触れている

スマホを手放せない生活を送っていませんか?

  • SNSで誰かの投稿を見る
  • ニュースをチェックする
  • メッセージに返信する

こうした外部からの情報に常に触れていると、自分の内面と向き合う時間がなくなってしまいます。

他者とのコミュニケーションばかりで、自分とのコミュニケーションが不足している状態です。

向き合うと不安になるから避けている

正直に言うと、自分と向き合うのは怖いこともあります。

向き合った結果、見たくないものが見えてくるかもしれない。
自分の弱さやコンプレックスと対面することになるかもしれない。

だから無意識のうちに、一人になることを避けているという方もいるかもしれません。

でも、見ないふりをしていても、その感情はなくなりません。

むしろ、向き合わないことで、モヤモヤがどんどん大きくなっていくこともあります。

自分と向き合うとどんなメリットがある?

自分と向き合う時間を持つことで、どんな良いことがあるのでしょうか。

自分の価値観が明確になる

自分と向き合う時間を持つと、自分が何を大切にしているのかが見えてきます。

  • 何をしているときに心が満たされるのか
  • どんな人と一緒にいると居心地がいいのか
  • 何に対して怒りや悲しみを感じるのか

こうしたことを知ることで、人生の選択がしやすくなります。

意思決定が自分軸でできるようになる

価値観が明確になると、判断に迷うことが少なくなります。

「周りがどう思うか」ではなく、「自分がどうしたいか」で決められるようになるからですね。

もちろん、他者への配慮は大切です。

でも、自分の気持ちを無視し続けていると、どこかで無理が生じてしまいますよね。

心の余裕が生まれる

自分のことを理解していると、心に余裕が生まれます。

なぜなら、「自分は大丈夫」という安心感が持てるようになるからですね。

自己肯定感を高める方法についてはこちらの記事で解説しています。
自己肯定感を高める7つの方法|Doing・Being・Havingの3つの軸でバランスを整える

忙しい毎日でもできる自分と向き合う方法

では、具体的にどうすれば自分と向き合えるのでしょうか。

忙しい毎日の中でも実践できる方法をご紹介します。

夜のベッドタイムを活用する

夜、ベッドに入ってからスマホを見ている時間はありませんか?

その時間を、自分と向き合う時間に変えてみてください。

スマホを手の届かない場所に置いて、目を閉じる。
今日一日を振り返りながら、自分の気持ちに耳を傾けてみる。

5分でも10分でも構いません。

その静かな時間が、自分を知るきっかけになります。

スマホを置いて「何もしない時間」を作る

「何もしない」というのは、実はとても難しいことです。

私たちは、常に何かをしていないと落ち着かない習慣がついてしまっています。

でも、意識的に「何もしない時間」を作ることで、自分の内側に意識が向くようになります。

通勤中にスマホを見る代わりに、窓の外を眺めてみる。
お昼休みに5分だけ、静かに座ってみる。

そんな小さな工夫から始めてみてください。

ノートに気持ちを書き出す

頭の中で考えているだけだと、思考がぐるぐると回ってしまいがちです。

そんなときは、ノートに書き出してみることをおすすめします。
書くことで、曖昧だった感情や考えが言語化されます。

自分の思いを客観的に見ることができるようになります。

特別なノートでなくても構いません。
スマホのメモアプリでも大丈夫です。

大切なのは、自分の気持ちを言葉にすることです。

散歩や入浴中に自分に問いかける

歩いているときや、お風呂に入っているとき。

こうした時間は、自分と向き合うのにぴったりです。

身体がリラックスしていると、心も開きやすくなりますよね。

「最近、何を感じている?」
「本当はどうしたい?」

そんなふうに、自分に優しく問いかけてみてください。

1日15分でも効果がある

「そんなに長い時間は取れない」と思うかもしれません。

でも、1日15分でも十分です。

マシュー・ケリーという作家は、「1時間の沈黙は、1年分の読書よりも多くのことを教えてくれる」と語っています。

短い時間でも、自分と向き合う習慣を続けることで、少しずつ自己理解が深まっていきます。

「一人の時間」を孤独から贅沢に変えるマインドセット

「一人の時間が苦手」という方もいるかもしれません。

でも、孤独は決して悲しいものではありません。

孤独は「贅沢な時間」

孤独を感じると、寂しくなったり、不安になったりすることがあります。

でも、見方を変えれば、孤独は「誰にも邪魔されない贅沢な時間」でもあります。

自分だけの時間に、自分のことだけを考えられる。

これは、忙しい現代人にとって、とても貴重なことではないでしょうか。

ソローはこうも言っています。

自分の人生に、広い余白を持ちたい。

一人の時間は、人生の余白を作る時間でもあるんですよね。

外部と内面のコミュニケーションのバランス

私たちのコミュニケーションには、2種類あります。

  • 外部の世界とのコミュニケーション(他者との対話)
  • 内面とのコミュニケーション(自分との対話)

現代社会では、外部とのコミュニケーションに時間を取られすぎている傾向があります。

  • SNS
  • メール
  • 会議
  • 雑談

一日中、誰かとつながっている状態です。

その分、自分との対話がおろそかになっていませんか?

どちらか一方だけでなく、両方のバランスを取ることが大切です。

静寂の中で見えてくるもの

『静寂の技法』という本の中に、こんな一節があります。

静寂は呼吸の中にある。呼吸や思考、会話で友人と交わす言葉の合間にある。誰もが日々、騒音のある場所に気づいて音量を下げれば、この空白に出合いはじめることができる。

静かな時間の中で、普段は気づかない自分の声が聞こえてくることがあります。

それは、忙しい日常の騒音にかき消されていた、大切なメッセージかもしれません。

自分と向き合うときの注意点

最後に、自分と向き合うときに気をつけたいことをお伝えします。

自己批判ではなく自己観察をする

先ほども触れましたが、自分と向き合うことは、自分を責めることではありません。

「なぜできなかったんだろう」
「自分はダメだ」

こうした思考が浮かんできたら、一度立ち止まってみてください。

自分を責めるのではなく、ただ観察する。

「今、こう感じているんだな」と、一歩引いた視点で自分を見てみてください。

自己批判をやめる方法についてはこちらの記事で解説しています。
「自分のせい」にしてしまうのはなぜ?自己批判をやめたい人が知っておくべき心理と5つの対処法

完璧を求めない

「自分と向き合う」と聞くと、何か大きなことをしなければいけないような気がするかもしれません。

でも、完璧にやろうとする必要はありません。

5分間、静かに座っているだけ。
ノートに一言書くだけ。

それで十分です。
大切なのは、続けることだと思います。

最初は短い時間から始める

いきなり長時間、一人で過ごすのは難しいものです。

まずは5分から始めてみてください。

慣れてきたら、10分、15分と、少しずつ時間を延ばしていけばいいと思います。

無理をすると続かないので、自分のペースで進めてくださいね。

答えを急がない

自分と向き合っても、すぐに答えが見つかるとは限りません。

「自分は何がしたいんだろう」という問いに、すぐに答えが出なくても大丈夫です。

問いかけ続けることで、少しずつ見えてくるものがあります。

焦らず、じっくりと、自分と対話を続けてみてください。

まとめ:自分との対話を大切にすることで心が豊かになる

  • 自分と向き合う時間は、忙しい人ほど必要なもの
  • 1日15分、スマホを置いて自分に問いかけてみる
  • 孤独は寂しさではなく、自分を知る贅沢な時間
  • 自己批判ではなく、自己観察を心がける
  • 自分との対話を大切にすることで、心に余裕が生まれる

何を考え、何を思っているのか。

時には立ち止まって、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

自分との対話を大切にすることで、心の余裕を持ち、より豊かな人生を送ることができると思います。

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参考文献

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さらに深く、心と向き合いたい方へ

不安なとき、悲しいとき、誰かと話したいとき——。
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あなたのペースで、
必要なときに、必要な部分だけでも読んでいただけると幸いです。

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Shunsuke
Shunsuke
エンジニア / 心理カウンセラー / 起業家
ひとりの未熟な人間として、現時点での思考を静かに書き残しています。
正しさよりも、気づきや安心を大切にしたい。
誰かの心が少しでもやわらぐ言葉を残せたらと思っています。

尊敬する人物はチャーリー・マンガーとウォーレン・バフェット。
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