読書の効果は「複利」で効いてくる|少しずつ賢くなるシンプルな習慣
「読書は大切だとわかっているけれど、効果が実感できない」
「忙しくて本を読む時間がない」
こんなふうに感じたことはありませんか?
実は、読書の効果はすぐには実感できないものです。
でも、それは効果がないからではありません。
知識は「複利」のように、後からまとめて効いてくるからです。
ウォーレン・バフェットの右腕として知られる投資家チャーリー・マンガーは、読書家として有名でした。
今回は、マンガーの考え方をもとに、読書の効果がなぜ「複利」で効いてくるのか、そしてどう読めば人生に活きるのかをお伝えします。
なぜ読書の効果はすぐに実感できないのか?
本を1冊読んでも、翌日から劇的に変わるわけではありません。
「せっかく読んだのに、何も変わらなかった」
そう感じて、読書をやめてしまう人も多いと思います。
でも、マンガーはこう語っています。
目覚めたときよりも少し賢くなっているように心がけて日々を過ごしなさい。やるべきことを忠実に、よりよくこなしなさい。毎日少しでもいいから前に進もうと努力しなさい。やがて——長く生きれば——報われる日が来るはずだ
1日で実感できる変化は、ほんのわずかです。
でも、それが半年、1年、5年と積み重なると、大きな差になります。
お金の複利を思い浮かべてみてください。
年利5%で100万円を運用すると、1年後は105万円。
ほとんど変わりません。
でも10年後には163万円、20年後には265万円になります。
読書の効果も同じです。
1冊読んだだけでは変化は感じにくい。
でも、50冊、100冊と積み重なったとき、ものの見方や判断の質がまるで変わっていることに気づきます。
「精神の複利」という考え方
マンガーは、知識にも複利が効くと考えていました。
彼の人生についてこんなエピソードが紹介されています。
彼はさらに、精神に対する複利を加えるという考えを得た。そのため、彼は精神を向上させるために自分自身に当時の最高の時間を売り、世界が残りの人生を買ってくれるようにしようと決心した
「最高の時間を、自分の精神の向上に売る」
つまり、1日の中で一番頭が冴えている時間を、読書や思考に使うということです。
朝の1時間を読書に充てるか、SNSに使うか。
その違いは、1日ではほとんどわかりません。
でも、5年後にはまったく違う知識と判断力を持っているかもしれません。
逆に言えば、「自分の考えが何年も変わっていない」と感じるなら、それは読んだり考えたりする時間が足りていないサインかもしれません。
知識は、放っておくと古くなります。
常にアップデートし続けることで、複利の効果が生まれます。
習慣を続けるコツについては、こちらの記事も参考になるかもしれません。
→ 三日坊主を卒業する習慣化のコツ|毎日1%だけ成長する3ステップ
何を読めばいいのか?——伝記で「死んだ偉人と友達になる」
マンガーの読書量は驚異的でした。
子どもたちが〝足の生えた本〟と呼ぶほど、私は本を読んできた
では、何を読めばいいのでしょうか。
マンガーが特におすすめしていたのは、伝記です。
過去の偉人と友達になることができれば、人生にとってもプラスだし勉強にも役に立つ。基本概念を単に詰め込むよりもはるかにいいね
「過去の偉人と友達になる」
マンガーは伝記をそう表現していました。
伝記を読むことで、一人の人生を疑似体験できます。
- 歴史上の人物がどう考え、何に失敗し、何を乗り越えたのか
- どんな状況で、どんな判断をしたのか
- その結果、どうなったのか
教科書のように知識を詰め込むよりも、一人の人生を追体験する方が、記憶に残りやすく、自分の判断にも活きやすいのかもしれません。
読書の習慣をつけたい方には、こちらの記事もおすすめです。
→ 読書が続かないあなたへ|気軽に楽しむための5つのヒント
読書の効果を最大化するには?
読書の「複利」を最大化するために、2つのことを意識してみてください。
「読む」だけでなく「考える」時間を持つ
マンガーはこう述べています。
長い人生の中で継続的な学習ほど役に立ってきたものはありません
ここで言う「学習」は、ただ読むだけではありません。
読んだ内容を自分の経験と結びつけて、考える時間を持つことです。
「この考え方は、今の自分の仕事にどう活かせるだろう?」
「この人の失敗と、自分の経験に共通点はないだろうか?」
こうした問いかけが、知識を「自分のもの」に変えてくれます。
完璧に読もうとしない
「1冊ちゃんと読まなきゃ」と思うと、読書のハードルが上がってしまいます。
でも、全部読む必要はありません。
- 気になった章だけ読む
- 途中で飽きたら別の本に移る
- 1日10分だけでもいい
大切なのは、完璧に読むことではなく、毎日少しでも読み続けることです。
10分の積み重ねが、複利で効いてきます。
まとめ:読書の効果は「後から」効いてくる
読書の効果がなぜ複利で効いてくるのかについてお伝えしました。
- 読書の効果はすぐに実感できないが、それは「複利」のように後から効いてくるから
- 「精神の複利」——1日の最高の時間を読書や思考に使うと、長期的に大きな差になる
- 伝記を読んで「死んだ偉人と友達になる」のがマンガーのおすすめ
- 完璧に読もうとせず、毎日少しずつ読み続けることが複利の鍵
「本を読んでも何も変わらない」と感じるなら、それはまだ複利が効き始めていないだけかもしれません。
毎日10分。
それだけで、1年後の自分は確実に変わっているのではないでしょうか。
関連記事
- 読書が続かないあなたへ|気軽に楽しむための5つのヒント
- 三日坊主を卒業する習慣化のコツ|毎日1%だけ成長する3ステップ
- 「視野が狭い」を改善する方法|アメリカのことわざから学ぶ柔軟な思考の鍛え方
- 物事の捉え方を変える方法とは?リフレーミングで人生を楽にする実践ガイド
- 正解を求めすぎて疲れたあなたへ|成功法則より大切な「失敗への備え」という考え方
参考文献
※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。




