悪い知らせほど早く伝えるべき理由|問題を大きくしないシンプルな習慣
「言いにくいことは、後回しにしたい」
「わざわざ悪い報告をして、相手の機嫌を損ねたくない」
そう思うのは、自然なことです。
でも、ウォーレン・バフェットの右腕として知られる投資家チャーリー・マンガーは、「悪い知らせほど、早く伝えなければならない」と考えていました。
今回は、マンガーの考え方をもとに、悪い知らせとの向き合い方についてお伝えします。
なぜ悪い知らせを避けてしまうのか?
マンガーは「ペルシャの使者症候群」という言葉を使って、この問題を説明しています。
古代ペルシャでは、悪い知らせを伝えた使者が処刑されることがありました。
その結果、誰も王に悪い知らせを伝えなくなり、問題は水面下でどんどん大きくなっていきました。
マンガーはこう語っています。
ペルシャの使者症候群とその悪影響が生じるのを防ぐ方策として適切なのは、悪い知らせを歓迎する習慣を意志の力によって育むことです。バークシャーには全社に浸透している戒めがあります。「どんなときでも悪い知らせは速やかに伝えること。待たせてよいのは良い知らせだけだ」です
「待たせてよいのは良い知らせだけだ」
とてもシンプルなルールです。
悪い知らせを後回しにするとどうなるか?
悪い知らせを先延ばしにすると、問題は小さいままでは済みません。
たとえば:
仕事でミスに気づいたとき。
すぐに報告すれば、修正は簡単だったかもしれません。
でも「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしているうちに、
影響が広がって取り返しがつかなくなる。
最初は小さな問題だったのに、隠していた時間の分だけ、事態は大きくなってしまいます。
これは仕事だけの話ではありません。
- 体調の異変を放置する
- 人間関係の違和感を見ないふりする
- お金の問題を先送りにする
どれも、早く向き合うほど対処しやすく、後回しにするほど深刻になります。
「悪い知らせを歓迎する」という習慣
マンガーが言う「悪い知らせを歓迎する」とは、悪いことが起きて嬉しいという意味ではありません。
「問題を早く知ることができて良かった」と捉える習慣のことです。
これを実践するためには、2つのことが大切だと思います。
「伝えてくれてありがとう」と言える環境をつくる
悪い知らせを伝えた人を責めると、次からは誰も伝えてくれなくなります。
「言ってくれてありがとう」と受け止められるかどうか。
これが、問題を早期に発見できるかどうかの分かれ目です。
自分自身にも正直でいる
他人からの悪い知らせだけでなく、自分自身の「嫌な現実」にも目を向ける必要があります。
「なんとなくまずい気がする」という直感を無視せず、早めに向き合う。
それだけで、問題が大きくなる前に対処できることが多いです。
自分に正直でいることの大切さについては、こちらの記事でも解説しています。
→ 自分に嘘をつくのをやめたい|現実を直視するシンプルな考え方
まとめ:悪い知らせは「早さ」がすべて
悪い知らせとの向き合い方についてお伝えしました。
- 悪い知らせを避けると、問題は水面下で大きくなっていく
- 「待たせてよいのは良い知らせだけだ」というシンプルなルール
- 悪い知らせを「歓迎する」とは、問題を早く知れたことを良しとする習慣
- 伝えてくれた人を責めない環境づくりが大切
- 自分自身の「嫌な現実」にも早めに向き合う
言いにくいことほど、早く伝える。
見たくないことほど、早く向き合う。
それが、問題を大きくしないためのいちばんシンプルな方法ではないでしょうか。
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参考文献
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