心の健康

情報過多と承認欲求の罠——本当に大切なものに目を向ける

情報過多と承認欲求の罠——本当に大切なものに目を向ける
Shunsuke

あなたは、個人的な出来事をSNSに投稿するかわりに、日記に書くことはできますか?
ただし、その日記は自分しか見ないものとします。

もし、それができないのであれば、あなたは承認欲求を満たすためにSNSに投稿している可能性が高いです。

人間の承認欲求は計り知れないほど深く、その影響力は非常に大きいです。
この欲求は、時に人間を追い詰め、壊してしまうほどの力を持っています。

承認欲求を自覚しなければ、私たちはいずれ「アプルーバル・シーキング・マシン(他所からの承認を求める機械)」に成り下がってしまいます。

また、称賛を求めて投稿する一方で、他者の切り取られた輝かしい一面を見て嫉妬や羨望を抱いてしまいます。

SNSが生まれるはるか昔、エピクテトスは次のように述べています。

手当たり次第に暴力を振るわれれば、あなたは怒り出すだろう。それなのになぜあなたは、出会う人出会う人が、あなたに精神的な暴力を振るおうとすることを恐れないのだろうか?

Think Clearly 学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法 —— ロルフ・ドベリ

これでは、自分を不幸にするために貴重な時間を費やしているようなものですよね。

SNSを通じて、多くの人々とつながり、様々な情報を手に入れられているように見えますが、本当にそうなのでしょうか?

本当に連絡を取りたい人と連絡が取れていますか?
その情報は本当に必要な情報ですか?

SNSは想像以上に私たちを害しています。
実際にSNSをやめてみると、心の健康にどれだけ悪影響を与えていたかを痛感できますね。

SNSをやめることは幸福度を上げるための最も簡単な方法だと、個人的には思います。
「助言がほしい」と言われたら、「まずはSNSをやめてみよう」と伝えるようにしています。

SNSが便利であることはたしかです。
マーケティングツールとして利用する程度に留めておくのが良い気がしますね。

これはSNSに限った話ではないのですが、個人的には、あまり興味のない人の話を聞くくらいなら、本を通じて世界の偉人たちの話を聞きたいですね。

ちなみに、私がSNSをやめるように勧めた人の中で、実際にやめた人はひとりもいません。
これもまた、人間の面白さではないのでしょうか(笑)

ABOUT ME
Shunsuke
Shunsuke
起業家、エンジニア、心理カウンセラー
ひとりの未熟な人間の現時点での思考メモ。
書かれている内容がすべて正しいとは限らない。
少しでも誰かを勇気づけられる言葉を残したい。
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