「誰と過ごすか」で人生は変わる

あなたは日常生活の中で「誰と時間を共有するか」について、考えたことはありますか?
もしかすると、「特に考えたことない」「直感で決めてる」という方も多いのかもしれません。
そんなとき、もし、少し踏み込んで「本当に会いたい人」を選んだら、あなたの毎日はどう変わると思いますか?
嫌な人、苦手な人に気を遣う時間を大幅に削減し、好きな人や尊敬できる人との時間を増やすと、きっと人生が豊かになりますよね。
より充実した時間が増えるはずです。
意図的な人選がもたらす「ゆるやかな幸福感」
「人と会う」という行為は、実はあなたに大きな影響を与えています。
たとえば、本当に大切に思う相手と過ごすことになったとしましょう。
その人を誘い、その人だけに時間を割くと決めると、「その時間を大切にしよう」という気持ちになりますよね。
どんな会話をするかは重要ではないです。
何気ない日常会話であろうと、そこには温かな時間が存在するはずです。
きっとそんなときは、高級ディナーをご馳走することよりも、「最近どう?」という何気ない一言をかけることのほうが重要です。
逆に、嫌いな人、苦手な人と過ごす時間は、あなたの気力を奪っていきます。
個人的には、心地よくない相手には1秒たりとも時間を費やしたくないですね。
そのような人をなるべく遠ざける一方で、好きな人との交流を増やすことで、人間関係におけるストレスは自然と減少します。
時間は限られているので、その配分は非常に重要になります。
「人間の悩みの多くは対人関係から生じる」と言われますが、その元凶を遠ざければ、悩み自然と減っていくものですね。
人生を彩るキーパーソンたちとの時間
チャーリー・マンガーは次のように語っています。
「信頼できる相手とだけ付き合って、それ以外の人間はすべて追い払ってしまえば、とても快適になる。賢い人間は害虫みたいなやつらからは距離を置くものだ。そういう連中は大勢いるがね」
Think Clearly 学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法 —— ロルフ・ドベリ
自分が本当に信頼できる人とのみ付き合うことで、人生は限りなくシンプルになります。
人間関係を厳選することで、感情的な負担は大幅に軽減されます。
そのためには、自分の意志で誘いを断る必要があります。
もちろん、すべての誘いを断る必要はありません。
けれど、「なんとなく断りづらいから」という消極的な理由で嫌な時間を過ごす必要はないです。
「今日は気分が乗らないから」「ちょっと予定があるから」など、どのような理由でも構いません。
あなたが自分の気持ちを尊重することで、自分を疲弊させる悪循環から抜け出せます。
その一方で、大切な人との予定の後には次の用事を詰め込まないようにし、その時間を大切にしてみてください。
きっと、相手に「また会いたい」と思ってもらえるような時間を過ごすことができるはずです。
次回は「手を振る」余裕を、あなたから
最後に、あなたは「また会いたい」と思う相手との別れるとき、手を振っていますか?
意外と多くの人は、親しい相手には自然と手を振る一方で、さほど関心のない相手には無意識で手を振らないものなんですよね。
「手を振る」というシンプルな行動には、目には見えない温かさがこもっています。
「またね!」と手を振るその行為は、あなたと相手との信頼関係を表しているとも言えます。
最初は少し照れくさいかもしれませんが、次回大切な人に会ったとき、ぜひ自分から手を振ってみてくださいね。
人生は短いからこそ、本当に大切な相手とだけ時間を共有してみましょう。
そして、その瞬間を心から味わい、相手にも温かさを伝える行動をとってみませんか?
そんな小さな行動で、あなたの人間関係は、きっとより豊かに、より優しく、そしてより楽しく変化していくはずです。