毎日1%だけ昨日の自分より成長する

「今年の目標何にしました?」
この質問は、1月になるとよく耳にしますね。
でも、毎年、明確な目標を立てて達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
私は1年の明確な目標を立てません。
単なる節目でしかないので、下手に目標を設定しないようにしています。
目標は、「やりたい」「達成したい」と思ったときに立てるものだと思うんですよね。
達成するなら早いほうが良いし、思い立ったらすぐに行動した方がやる気もあると思います。
また、何か大切なことを犠牲にしてまで目標を立てる必要はないと思います。
当然のことですが、新しい何かを始めるためには、何かをやめなければいけません。
「時間がない」というのは、「日常的に行っていることより優先度が低い」というのと同義だと思います。
私は、そんな外面的な目標よりも、昨日の自分より1%だけ成長することを心がけています。
大きな目標よりも日々の積み重ねの方がはるかに重要で、その効果は凄まじいです。
自分自身の成長には複利が効き、結果としてより大きな目標を達成できるかもしれません。
アインシュタインが「複利は人類最大の発明である」と語ったのは有名な話ですよね。
何事も、時間を味方にして複利の効果を最大限に活用したいですね。
また、作家のジェームズ・クリアー氏は、ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラーである『Atomic Habits』で次のように述べています。
より良い結果を得たいなら、目標を設定するのは忘れよう。かわりに仕組みに集中しよう。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 —— ジェームズ・クリアー
本書では、悪い習慣を断ち、良い習慣を自然に身につけるための考え方と実践法が紹介されています。
さらに、ウォーレン・バフェットは、相棒のチャーリー・マンガーについて、次のような言葉を残しています。
マンガーは…毎日1時間、自分のために働くことにした。早朝にそのための時間を設け、建設や不動産開発の仕事をしたんだ。誰しもこれを見習い、まず自分自身が顧客となり、次に他人のために働くべきだ。1日1時間を自分に充てるべきだ
ウォーレン・バフェット 成功の名語録 —— 桑原晃弥
私たちもチャーリー・マンガーを見習って、1日1時間、自分のために働く時間を設けていきたいですね。
小さな積み重ねこそが、長期的には大きな成果をもたらします。
何か成果を上げようと躍起になってはいけません。
無理して短期間で成長する必要もありません。
焦っていては良い結果は得られないですからね。