読書をもっと気楽に——肩の力を抜いて楽しむためのヒント

漫画を読むのが好き、ネットニュースやSNSを見るのが好きって人は多いですよね。
「好きではないけど、いつも無意識で見ている」なんて人もいることでしょう。
きっと今の時代、ほとんどの人がいずれかに当てはまると思うんですよね。
でも、「読書はちょっと苦手」と感じる人は多いと思います。
もしかすると、読書が苦手な人は無意識に次のように考えてしまっているのかもしれません。
- 最初から最後までちゃんと読もう
- しっかり時間を決めて読もう
- 読んだことは覚えておかなきゃ
読書は学習のようなイメージが強いので、勉強みたいに捉えてる人って多いと思うんですよね。
でも、読書にテストはないし、最後まで読む必要も、すべてをしっかり記憶する必要もないんですよね。
「著者としっかり向き合ってじっくり読む」ということも大切ですが、それが原因で途中で挫折してしまっては意味がないです。
それなら、もう少し肩の力を抜いて本を開いてみるのはどうでしょう?
漫画みたいに気軽にページをめくってもいいし、ニュースサイトのよう要点だけ拾うのも良いと思います。
SNSを眺めるように、ちょっとした空き時間に読むのもいいかもしれません。
- 全部読まなくていい
- 気になるところだけでいい
- 途中でやめたっていい
「途中で読むのをやめてしまったらもったいない」と思うかもしれませんが、本を買ったお金よりも、あなたの時間や気持ちのほうがずっと大切です。
無理に読むことで、読書が嫌いになってしまうのはもったいないですからね。
気分に合わせて、同時にいろいろな本を並行して読むのも良いですね。
時にはビジネス書、時には小説、そのときの気分で自由に選んでみるのはどうでしょう?
もちろん、その中に漫画を含めても良いと思いますよ。
その本から何かひとつでも気づきが得られたなら、それで十分です。
その気づきは非常に価値があるものです。
忘れないようにメモしておいてくださいね。
大切なのは、「どれだけ読んだか」ではなく、「どれだけ読み続けているか」です。
まずは習慣にすることのほうが大切なんですよね。
読書を続けるための最小の習慣は「本を開くこと」です。
もっと言えば「本を手に取ること」だけでも良いのかもしれません。
作家のナサニエル・ホーソーンは「読みやすい本を書くのは大変なことだ」と言いました。その言葉に詩人のマヤ・アンジェロウは「楽に書かれた本ほど読みにくいのよ」と続けています。
あなたが最後まで読めなかった本は、「楽に書かれた本」だったのかもしれません。
今のあなたには合わなかっただけかもしれません。
1年後にもう一度開いてみると、最後まで楽しんで読めるかもしれません。
まずは毎日、本に触れるようにしていけたら良いですね。
きっと近い将来、あなたにとって「読みやすい」素敵な本に出会えるはずです。