「投資の本質」を知る——リスクを恐れずに未来を築くマインドセット

日本では、株式投資をギャンブルと同一視する傾向が強く、多くの人々が投資に対して過度に恐れを抱いています。
しかし、株式や債券といった伝統的な資産への長期投資は、単なるギャンブルとは大きく異なります。

今となっては新NISA等の影響で、イメージは変わってきていると思いますが、それでも投資している人は少数派だと思います。

株式や債券の成長は、企業の成長であり、企業の成長は世界経済全体の成長にもつながります。
これらの資産が成長しないということは、実質的に世界経済が崩壊していることになりますよね。
そのような状況になれば、お金を持っていること自体が意味をなさなくなると思います。

成功は、基本的に失うものの大きさに比例します。
「ノーペイン・ノーゲイン」という言葉が示す通り、投資においては何もリスクを取らずに大きな成功を掴むことはできません。
リスクを過度に恐れることなく、自分のリスク許容度に応じて適切なリスクを取ることが大切ですね。

また、資産の増加だけを目的とするのではなく、その資産をどれだけ自分のために有効活用できるかも重要です。

単にお金を増やすだけではなく、増やした資産をどのように使うのかが、人生の豊かさに直結します。
増やした資産を子どもに与えるというのも一つの選択肢ですが、与えすぎることで彼らを不幸にすることもあります。

思想家のルソーも次のように語っています。

子どもを不幸にする一番確実な方法は、いつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ

ジャン＝ジャック・ルソー

そのため、お金を与えるのではなく、お金の稼ぎ方や増やし方を教えることのほうが、より価値のある教育となると思います。

「投資」と聞くと「株式投資」をイメージする人が多いですが、「自己投資」も欠かせません。
あなたにとって最も効率の良い投資先は株式ではなく、あなた自身です。

どちらの投資も長期的な視点で考える必要があるため、常に長期的な目線で物事を捉え、短期的な誘惑に惑わされないことが重要ですね。

Shunsuke

起業家、エンジニア、心理カウンセラー

ひとりの未熟な人間の現時点での思考メモ。
書かれている内容がすべて正しいとは限らない。
少しでも誰かを勇気づけられる言葉を残したい。