なぜ「自分のせい」にしてしまうのか?——自己批判が生む自己愛の落とし穴
Shunsuke
心の落書き帳
誠実というのは、維持することで保たれる「状態」です。
一度手に入れたからといって、あなたの中に永遠に在り続けるものではないんですよね。
「部分的に誠実」でいることはできません。
何か一つでも誠実でないことがあれば、それは全体として誠実ではないと思うんですよね。
たとえば、どこかで誰かを騙しているなら誠実ではないし、何かしらのルールを破っているならそれも誠実ではないんですよね。
だからこそ、簡単な口約束や些細なルールでも必ず守ることが大切です。
相手が覚えていなくても、自分が覚えている限りは守りましょう。
信頼関係を築くには何年もかかりますが、失うのは一瞬です。
あなたにとっては取るに足らないことかもしれませんが、相手にとっては非常に重要なことかもしれません。
その裏切りは、信頼を失うには十分すぎる行為となり得ます。
また、誰かとの約束は自分との約束でもあります。
その約束を破るなら、相手に嘘をつく前に自分に嘘をつかなくてはなりません。
自分に嘘ばかりをついていると、自分が何者なのか分からなくなってしまいますね。
ただ、すべての嘘が悪いとは思いません。
たとえば、「早めに待ち合わせ場所で待っていたが『今来たところだよ』と伝える」など、相手に気を遣わせないために使う嘘は良いと思うんですよね。
「覚えておかなければならない嘘」が自分を蝕んでいくのかなと思います。
常に誠実であれば、自分がついた嘘を覚えておく必要がなくなります。
その余白を使って、大切な人との小さな約束を覚えておきたいですね。